浮気からはじまった恋、結婚までしました。

9歳年上の職場の元上司と交際していたときのことです。同じ職場の同い年の後輩A君と浮気をしました。
当時の彼は、私が新卒で入社したばかりのときの直属の上司で、私が入社して3ヶ月目に一身上の都合で退職、その後に交際をスタートさせました。

 

彼との交際期間中は、様々な暗黙のルールがありました。門限は夜の9時、会社での飲み会参加はOKだが、遅くとも終電より1本早い電車で帰宅すること。休日の外出も会社関連の人間との関わりは禁止。元々は同じ職場で働いていたため、職場の事情や環境に対しては理解をしていたものの、その環境を嫌って彼は退職をしていたため、とにかく社内の人間と私が関わることを極端に嫌っており、日々監視をされていました。

 

交際3年目となり、20代半ばになった私は結婚も視野に入れ、彼と同棲生活をはじめました。元より彼の家に入り浸っていることが多かったため、特にハードルもなく自然と共同生活をはじめました。大きく変わった点は新居に引っ越し、経済的にも共同で生活を始めたことでした。同棲をはじめたものの、当時彼は定職についておらず、夜の掃除のアルバイトの仕事が自由に働けて稼げる、ということで昼間は家で睡眠、夜になるとアルバイトに出かけるという生活リズムだったため、日中働きに出ている私とは入れ違いの生活を送っていました。そんな中でも家事全般は私が担当し、夕食も仕事から帰ってきた私が支度をし、その後夜中に彼を送り出す、という生活を送っていました。

 

同棲生活も半年経過した夏、休日出勤をしていたとき、職場の後輩を中心にドライブに誘われました。会社のメンバーと関わることを彼に止められていたため、最初はためらいましたが、私のなかで「自由に遊びたい」という欲求が顔を出し、「少しくらいなら・・・」という軽い気持ちで彼には黙って遊びに出かけました。

 

ドライブに出かけると、それまで遊びに出なかったことを後悔するくらい楽しい時間を過ごすことができました。
その中に、A君はいました。年は同じですが1年後輩のまだフレッシュさあふれる子。趣味や嗜好がよく合い、話していくうちに親密になるには時間もさほどかかりませんでした。当時A君にも学生自体から長年付き合っている彼女がおり、お互い彼氏・彼女持ちであったため、互いにブレーキを掛けながら仕事終わりに軽く飲みに行く関係、として親交を深めていきました。しかし日が経てば経つほどA君に惹かれていく自分がおり、最初のドライブから2ヶ月が経過するころには彼に「仕事」と嘘をついて夜遅くまでA君とあそんでいました。
肉体関係を持つまでも時間はかかりませんでした。

 

夏のドライブから半年経つころには、同時お付き合いしていた彼よりもA君に惹かれてしまい、自分の気持ちをごまかすことができず、彼との同棲は解消、一人暮らしをはじめました。
しかしA君は彼女と別れることはなく、私の一方的な片思い。休日に遊びに出かけるなどさらに親密な関係になっているにもかかわらず、A君にとって私は「浮気相手」でしかありませんでした。
そんな一方的な想いを持ち続けて1年。彼女と婚約をしている、とA君に聞かされていました。ついに私の片思いも終わり。A君が結婚するその日までは浮気相手でもいいからそばにいたい。告げることができない気持ちに翻弄されながら日々を過ごしてきました。
このままではいけない。「もう会うのはやめにしよう」A君にそう告げて断ち切ろうとしたときのことです。「やっぱりお前が好きだ。」思いもよらない言葉がA君よりかえってきました。
それから3年。A君は今の旦那さんです。浮気から始まった恋愛。正しい道を通ってきたわけではありませんが、今A君と結ばれてとても幸せです。